出版社内容情報
一つの模様の一つのホツレさえ
気が遠くなるほどの手仕事が重なり合っている
ふとはるかな巡礼の予感がある/ながい荒れ狂う季節の刺?
(「巡礼季節」)
「絶景ノ音、離陸間際のふいの静けさ―。(・・・)この一冊が、だれかの忘れ物のノートのように、ふとそこに轟音と静けさをもたらしてくれたら」(あとがき)。
中原中也賞、H氏賞を史上初めてダブル受賞した『グラフィティ』以降、若き詩人が2015年から17年までに書きとめた詩片。
著者自装。
岡本啓[オカモトケイ]
著・文・その他
内容説明
中原中也賞とH氏賞を史上初めてW受賞した詩人、疾駆する第2詩集!
目次
Polyphony
海上警報より
息の風景
白兎海岸
ウブユ
すがた
青い惑星の隅で
無防備なクツ
古道へ
ゆすらご
ギンガミ
巡礼季節
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kentaro mori
2
⚫︎数々の身振りが誇らしく咲いていく。あのどんな行方も終わりまで見届けることはできない。気がついたとき、人生と同じように、どこへ向かうとも知れない長い一篇の詩をわたしは書き出していた。/はじまりと終わりの狭間で生きて、わたしたちは圧倒的だ。ただわたしたちは常に書きかけで、はじまりはいつもなかなか見えない。ありきたりな自分は、宙吊りでこころもとないばかりだ。2025/08/01
sk
2
軽い。2019/12/23
TOMYTOMY
1
近くに遠くに、描写が縦横無尽2018/04/07
May
1
知らない旅行者の置き忘れたノートを開いてみたような感じで、旅程も事情も分からないけれど、自分も少し旅したような気持ちになる。装幀がとてもいい。2017/10/11