出版社内容情報
この夜が明けるために/失われていった光はいくつ
この夜が明けるために/起こらなかった奇蹟はいくつ
「すでに失われたものと、いまだ来たらざるものとがせめぎ合い、その臨界で今という時がはげしくまたあえかに律動するとき、哀歌はバラッドに近づき、バラッドは哀歌に近づく」(あとがき)。時のはざまで律動する、最新詩集。
浜田優[ハマダマサル]
著・文・その他
内容説明
この夜が明けるために失われていった光はいくつ。この夜が明けるために起こらなかった奇蹟はいくつ。失われたものと、来たらざるもの。時のはざまで律動する最新詩集。
目次
(秋の予言者…)
(冬晴れの…)
沈む水球
凛の音
大陸の前線
(編んだばかりの…)
空席
(曲がり角の近く…)
鎮魂歌
静かな村
牧歌
見知らぬ土地
(まだ暮れやまない…)
耳の大地
(Eマイナーの鈴虫)
(Gメジャーの梟…)
残照
(雪と蘭のある…)
(この夜が明ける…)
(目覚め。…)