出版社内容情報
夢の中に訪れた人に夢の外でも抱かれていた
月の光が
わたしを夜から次の夜へとだましだまし連れてあるく
詩はどのようにして可能なのか。<引用>を原理的方法として、類のない構想力で古典世界と現代を往還する力作詩集。
秋山基夫[アキヤマモトオ]
著・文・その他
内容説明
詩はどのようにして可能なのか。“引用”を原理的方法として、類のない構想力で古典世界と現代を往還する力作詩集。
目次
二年が過ぎて
つゆ草の青色
布引の滝を想像する夜
蓑を着た人
しらしらと
雨の奥へ
似せものがたり
焼尽の記
宗祇終焉記解・月に浮かれて
十四行詩
河童池の昼と夜
和迩浦の夏そして秋
鷺沢は澄みきって
恋花
白河の関を越えて
著者等紹介
秋山基夫[アキヤマモトオ]
詩集『十三人』(思潮社00年第一回中四国詩人賞)、『家庭生活』(思潮社04年第十六回富田砕花賞)、など。評論集等、『岡山の詩一〇〇年』(共著・和光出版01年第三回岡山芸術文化グランプリ)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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