出版社内容情報
死的詩想の抒情
「背骨で脱皮したセミの抜け殻が霞む声で/伸びきった神経を伝わり/音のない声が目の触覚へ愛のように寄り添ってくる」
(「眼の触覚」)。
言葉にいかに永遠性を持たせるか。
「鬱」や「狂気」をモチーフに「死」を描いてきた詩人は、さらに宇宙的な視点から、しかし抒情的に自らの詩想を顕わす。
13年ぶりに提示される新たなる情熱の発露。
高見沢隆[タカミザワタカシ]
著・文・その他
内容説明
言葉にいかに永遠性を持たせるか。「鬱」や「狂気」をモチーフに「死」を描いてきた詩人は、さらに宇宙的な視点から、しかしあくまでも抒情的に自らの詩想を顕わす。13年ぶりに提示される新たなる情熱の発露。
目次
白い花
月は満たされて
春恋
あるリリシズム
死に者たちとともに
しんしょうのはる
眼の触覚
海、時間を超えて
毒蜘蛛
根源〔ほか〕
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- 洋書
- Timid Hare