出版社内容情報
バベル ベルリン
はじめに 命令形が立った
命ずる者には 従う者がいて/叛く者があった
(「バベル ベルリン」)
「難問を手放さずに生き延びることは、とても難しい。それでもなお、言葉とともに向き合って生き延びたい」(「覚書」)。
ルー・リードのアルバム、カフカの巣穴、躓きの石、さまたげる壁……。
街の気配とともに見つめられた現代史の真意。
パウル・ツェラン研究でも知られる詩人の、27の詩篇。
装幀=稲川方人
冨岡悦子[トミオカエツコ]
著・文・その他
内容説明
寓意が消えてゆく風景の果て、見つめられた現代史の真意。
目次
ベルリン 十二月
ベルリン 一月
体を入れる
敷石の声
ヴァンゼー会議 一月二十日
月のアウラ
廃駅アンハルターから
空の気配
ノイケルン ノイズ ノイズ
羊のスープ〔ほか〕
著者等紹介
冨岡悦子[トミオカエツコ]
1959年東京都生まれ。著書に『パウル・ツェランと石原吉郎』(2014年 みすず書房、第十五回日本詩人クラブ詩界賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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