出版社内容情報
聞こえますか ここは地球
システムワードは故障中
留まりゆく不安は
私たちに
先へ進めと命令する
(「パスワードとして、未来」)
「「太陽系のなかのひとりの子ども」が透明なことばを生みだした。脳のどこかが共鳴する。数学や物理学の用語が、実はとても詩的であることを知っている人たちは確実にいる。できるかぎりシンプルな数式で世界を説明したいという欲望と、ざわめきをざわめきのまま映しだしたいという欲望。硬質なのにやわらかい、鉱石の断片を思わせる肌触り。感度が高すぎるということは、生きやすさにはつながらない。抱きしめてあげたいような、ほうっておいてあげたいような、そんな気持ちになる」(宮地尚子)。文理を架橋する、清新な第2詩集。
宮岡 絵美[ミヤオカエミ]
著・文・その他
目次
1 Truth(ゆき;Hybrid topology ほか)
2 Life(進化、緑の逆転;波及する生命、ヒューマン・ロジックと ほか)
3 Human‐being(風;太陽系と関係と ほか)
4 Image(パスワードとして、未来;概念の会話 ほか)
著者等紹介
宮岡絵美[ミヤオカエミ]
大阪府枚方市出身、京都工芸繊維大学繊維学部応用生物学科卒業。地方公務員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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