内容説明
おまえを連れ去ろうとしているものよ/その梢の先に/消えてはくれないか―ガンが見つかってからの最期の日々を、季節の移り変わりを慈しむようにすごす最愛のひとの、はかなく美しい面影。ただそこに寄り添うしかない詩人が、その死に向き合うまでの哀惜の絶唱、30篇。
目次
グラフ
婦人科病棟
土
夏至
夕顔
夏雲
夏祭り
風景
海
花の咲く野原〔ほか〕
著者等紹介
藤田晴央[フジタハルオ]
1951年生まれ。「弘前詩塾」主宰。青森放送アーカイブ準備委員会委員。東北女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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