内容説明
関東大震災、満州事変、太平洋戦争…激動の時代を生き抜き、東京大空襲時には、屍体整理の作業に従事した詩人の心を、死者たちの幻は、いつまでもつかんで離さなかった。シルクロードに出会い、導かれて、生命への感謝と喜びの境地にたどり着くまでの長い道のり。
目次
西安城壁西門楼上より
炎える大雁塔
皇帝の地下軍団
ゴビタンの墓地
明けがたの烽火台
月牙泉のほとりで
交脚弥勒像
ポプラの疎林で
交河故城にて
火焔山展望〔ほか〕
著者等紹介
斎藤庸一[サイトウヨウイチ]
1923年3月30日福島県白河市生。2010年5月7日死去。2006年、福島県文化功労賞受賞。詩集『防風林』1956年、詩の会、福島県文学賞。連詩『雪のはての火』1961年、昭森社、土井晩翠賞。評論『詩に架ける橋』1972年、五月書房、福島県芸術賞。詩集『青女一人』1980年、昭森社、福島民報出版文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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