目次
破れた世界と啼くカナリア(ユリイカばーじょん)
世界に影が射すと
そらの話をしよう
星と花火と(光のゆーれい;ガラスの破片;破れた世界と啼くカナリア(文學界ばーじょん)
セカイは月曜に始まって
紙の星が頭上に輝いて
反復する(街の;ちゅーりっぷの首を刎ねる;あおい空の粒子があたりをおおって;声が空から降ってくる;光の屈折;されど罪人は夏と踊る;壊れたソラ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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11
3冊のうち、この本が1番好きだったかな。「描線が欠けているヒトを抱きしめてください/セカイとセカイとがふたたび重なるために/そこにどんな花が咲くのか/遠い夜空のあの月の下に/複製の月の下でも咲く花はあるのか/4Hのエンピツで/たたずむあなたのために/あなたのココロには咲かない花を半分だけ描いて/未遂のセカイはきっとどこかで交差する(夢を(かもしれない/それだけを/キズのようなキボーならほそい三日月に向かって手をのばす/ことだってある(かもしれない」〈破れた世界と啼くカナリア (ユリイカばーじょん)〉2015/04/07
桜井夕也
1
渡辺玄英好きだーー!「空の/アルミ缶のコーヒーを軽く/ふってペキペキとへこむ/すこし強く握って(みて/手を(はなさないで/そら/この青はもうダメだ/ぼくはきみの手を離してしまう/とても悲しいことがあったんだ嘘だけど/壊れて咲いた花の(0・一グラムの吃音の/ようなココロがペキペキと(笑っちゃうくらい/折れる(折れていく(折れていったように/ここには一度も来たことがないはずなのに/たくさんのことを思い出す(でもきみはぼくを知らない/いま空の片隅を何かが横切っていった(覚えてますか?/落ちる(落ちていく(落ちる2014/06/16
mogcom
1
いつもいつもまず装丁がかっこよすぎる。そしてその装丁は見た目だけでなく内容と響きあっている。2011/11/06