目次
春楡の木
山の歌
美とは何か
霧
肩（かたひも）紐
八本の針
暁
１ミリグラム
平和について考えました
平和〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
36
何気なく図書館で読み始めた詩集。まったく新しい世界が表現されていて驚いた。一応詩のかたちをとっているけど、詩の中に、短歌や俳句が混ぜ合わされ、類を見ない独特の表現法になっている。少し誇張した言い方をすれば、日本語による表現の世界を極限まで広げた本と言っていいのかも。わけのわからない詩が多いが、詩はもともと分かるとか分からないの世界ではなく、作者が紡ぎだす韻律とイメージに浸るものだ思う。そうでもしなければ、このような詩集は1行読むだけでも苦痛に感じるかもしれない。（続く）2012/12/17
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