内容説明
早春のある日、自転車での散歩途上でふと目にした美しい女神像に魅せられて書き上げた巻頭詩「千川ヴィーナス」をはじめ、日本とフランス各地での漂泊のつれづれに書かれた25篇。難病ALSと闘いながらも「古代の心」でなお前進。病床で執筆活動を続け、傘寿を迎えた「篠沢教授」の第2詩集。著者自身による豊富なカラー写真入り。
目次
日本の毎日(千川ヴィーナス;歩道の踊り子;ポン タタ タンポポ ほか)
フランスの味(アンリ様御最期;白桜のふらんす;オペラ座への道 ほか)
ブルターニュ連唱(ラ岬の孤独;ラ岬からの道;行きたい帰りたい ほか)