内容説明
世界各地への旅の途上に書き留めた詩行をWeb上に発表し、新たな詩の方向を提示しつづける詩人が、膨大な作品のなかから、みずからの「老い」を詩行に昇華させた作品を厳選。ライフワークともいうべき連作4行詩「片言集」と、滞在中のボルネオで想を得た中篇詩「テングザルと空」を冒頭に、2009年トリノ・ブックフェア作家賞を受賞したAda Donati“Ikebana”からの訳詩4篇も原文とともに併録した作品集。
目次
書き継がれ、壊され、また書き継がれてゆく四行詩片言(かたこと)集
書き継がれ、壊され、また書き継がれてゆく中編詩テングザルと空―ボルネオ紀行
短詩篇(ゴミを盗んだ夢;着古した一枚のシャツがのこされた;あんふぁん てりぶる 英訳;エコロジストの一日 英訳 ほか)
訳詩(鳥 英訳;影 英訳;影と影 英訳;からっぽの巣)
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