内容説明
されば、私は学校帰りに月までとばなくてはならない。十代の身体の痛々しいまでの揺らぎを、ことばの色彩で柔らかにうつしとる。16歳で現代詩手帖賞を受賞した詩人が紡ぎあげる、鮮やかな流れ―待望の第1詩集。
目次
落花水(落花水;戯び ほか)
適切な世界の適切ならざる私(天井観測;私は、なる ほか)
私は“すべて”を覚えている(うしなったつま先;洗濯日和 ほか)
産声を生む(健康診断の日;“幼い”という病 ほか)
雨に濡れて、蜜をそそぐ(金魚;黄身を抱く ほか)
されば、私は学校帰りに月までとばなくてはならない。十代の身体の痛々しいまでの揺らぎを、ことばの色彩で柔らかにうつしとる。16歳で現代詩手帖賞を受賞した詩人が紡ぎあげる、鮮やかな流れ―待望の第1詩集。
落花水(落花水;戯び ほか)
適切な世界の適切ならざる私(天井観測;私は、なる ほか)
私は“すべて”を覚えている(うしなったつま先;洗濯日和 ほか)
産声を生む(健康診断の日;“幼い”という病 ほか)
雨に濡れて、蜜をそそぐ(金魚;黄身を抱く ほか)