内容説明
呼ばれるべき名を持たぬ夥しい蟲たち。その喪われた幾筋もの血の匂い。詩はいかに歴史状況と切り結ぶか。非在の声を解き放つ単独者の命法が、今日の言語的闘争の在処を決然と告げる。
目次
斑
いつかわたくしたちの名が
系族
蟲
血
手紙
手紙2
仮面
掟
掟2
碑銘
聖
秘密
刻
鐘
著者等紹介
守中高明[モリナカタカアキ]
1960年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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