内容説明
父との思い出、震災の記憶、そのひとつひとつが「その日」なのだ。そのようにしか言いえない語り難さを、あえて言葉に託すこの詩集は、「その日」の繰り返しのなかに、「いま」があるということを教えてくれる。魂の痛みと再生への希望を描く新詩集。
目次
ゆめ
希望
磯で
父
夏の思い
あれは幸福のとき
花と鶴のこと
雪の並木道
手紙
野鳩が泣いている
映る
帰っていった
拾う
合唱の夕べ
運ぶ
旅人
声
鎮めの雨なら
春の修羅(鬼のなみだ)
星の瞬く遠い村のこと
ひろびろの
霊を追う
広島
愛ウ・手紙をよむ少女
めぐって
支度
開く
スケッチ
緑の風の中で
巡礼
田園から
時は
鳴りひびく
著者等紹介
植木信子[ウエキノブコ]
長岡市在住。日本ペンクラブ、日本現代詩人会、日本詩人クラブ所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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