内容説明
東アジアとアメリカ西海岸をつなぐ環太平洋文化を創造してきた詩人スナイダー―擾乱と破壊と再生を繰りかえす世界にふかく息づき、いとしい者とのかぎられた幸福のときを描き出す。『終わりなき山河』につづく21世紀初の新詩集。
目次
1 セントヘレンズ山
2 さらに古い物質
3 日々の暮らし
4 しっかり、やりなさい
5 風の前の塵
6 バーミヤン、その後
著者等紹介
スナイダー,ゲーリー[スナイダー,ゲーリー][Snyder,Gary]
1930年、サンフランシスコ生まれ。50年代中頃、アレン・ギンズバーグやジャック・ケルアックなどのビート世代に大きな影響を与える。56年から68年まで日本に滞在し、禅の修業と研究を行なう。69年に家族とともに「亀の島」にもどり、70年から南ユバ川源流、シエラネヴァダ山脈北部で暮らし始める。文筆活動、ポエトリー・リーディング、禅仏教の実践と研究、環境保護活動、カリフォルニア大学デイヴィス校教授(現在は名誉教授)など多彩な活動を展開。「ガイアのうた」を書きつづける「ディープ・エコロジスト」の詩人。ピューリッツァー賞、ボリンゲン賞、日本の仏教伝道文化賞、正岡子規国際俳句大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
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13-60赤16「禅」的・米詩人★書名は・゙この世の繁栄や権力の頂点ば危うい・ジェファーズ⇒スナイダー・人間中心主義⇒警告・人の歴史は地球でのツカノマの爆発・「地上に解き放たれ/50万年/人の奇妙な爆発は拡散/その後/・・瓦礫―風雨に耐える数千年/軟化し、断片となり/吹き出し、そして、緑に・」私たちは擾乱と破壊の中で生きているのが現実だが、詩人の謳う火による「中間擾乱仮説」? 禅的とは・一茶・引ぎ霧の世は 霧の世ながら 然り乍ら゙・・我々がいつも、変わることなく実践すべきは、ダルマ・法の根源2010/04/05
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