内容説明
炭鉱事故を題材に、社会の下層に暮らす人々を描いた「阿順の妻」で詩的出発を飾った詩人が、母国の近代化に歩調を合わせるように鬱屈した都市生活を描くようになり、さらに言語遊戯の詩法を自家薬篭中のものとする多岐多様な詩人へと変貌していくプロセスを俯瞰する、本邦初の日本‐台湾現代詩共同翻訳セミナーの成果。
目次
写生
彼女の一生
軍中楽園使用規則
阿順の妻
物語
場面
苦旦
小丑
武生
老旦
龍套
黒い幕
操り人形
カーテンコール
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- 和書
- あまされ村の人々