内容説明
ついに出た!全米でいま最も読まれているあのバロウズの最高傑作、本邦初公開。鮮明で白熱したストーリー展開にバロウズの魅力が炸裂。オカルティックな探偵ミステリー、18世紀海賊船の冒険譚、太古の砂漠に存在した都市群のSF。奇才のおりなす超常世界のアミューズメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
2
定番物語を思わせる冒険は海賊になる少年達を追う探偵との犯罪小説を匂わすが、両者の時代には隔たりがある。すると、少年達が旅をするためにアメックス社を襲う様は中世の悪漢小説に見え始め、探偵が降霊術を行い、名前を変えたりすると物語自身が逸脱を始めている。この悪夢的スラップスティックは、現実世界での作者と「醜い霊」との戦いの中で、言葉を呪術化させる意志が物語の言葉に憑依した効果なのだろうか?陰謀の数字と作者が呼ぶ「23」を担うウィルス23が物語世界に広がるように、小説の言葉は呪文となって、読者を熱病に罹患させる。2020/11/26
warimachi
1
ええ塩梅といえばええ塩梅。好きな本の題名を挙げまくってるところとか中学生っぽくてステキ。2013/04/11
doradorapoteti
1
バロウズらしからぬ分かりやすさw登場人物の名前がいつのまにか変わったりするのも愛嬌に思える。2010/09/26
longscale
0
海賊とハードボイルド・・・。
澤水月
0
990604