内容説明
死の直前まで校正刷りに手を入れ完璧を期していたマラルメ最後の著作。〈なぜ世界はかくあらねばならないか〉。マラルメは激しく問い返す。〈かくある必要はいささかもなし〉。最後の朱入れ校正刷を挿入した決定訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazu
3
この行為によって生成される星、音楽的リズムを持ちながら、星のように散りばめられた言葉たちの偶然は放棄されているのだろうか。余白によって生み出される空間は宇宙であり、言葉という星たちはその宇宙を構成する要素である。投げられたダイスの持つ偶然はどこへいくのだろうか。頭の中にある無数の言葉が乱立されているように、頭の中もまるで宇宙のようである。キャンパスの汚れが名画として名声を得ているのか、そうではない、その汚れは偶然を廃棄して生成されたものだろう。2018/06/04
v&b
0
骰子一擲 いかで偶然を廃棄すべき (カイジのテーマ曲候補)2016/03/07
ドミニク
0
★★★★★2013/06/19
facecrime
0
超絶カッコいい!2020/10/12