かつらの合っていない女

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かつらの合っていない女

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  • サイズ A5判/ページ数 105p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784783727750
  • NDC分類 723.53
  • Cコード C0098

出版社内容情報

誰も聞いてくれなかった 何度言っても。彼女が叫んで叫んで叫んだのは「狼」じゃなかった 叫んだのは彼女には言えないことだった。(「誰も」)

「絵を見て、文を読んで、また絵を見て・・・と往復していると、いつまでも抜け出せなくなるような呪縛力のある一冊である」(柴田元幸)。大胆な色使いを進めるナンシー・キーファーの絵と、奇妙なリズムや反復を使ったレベッカ・ブラウンの文章とが対話する、暗さとユーモアと烈しさに満ちた鮮烈な共作。

レベッカ・ブラウン[レベッカ ブラウン]
著・文・その他

ナンシー・キーファー[ナンシー キーファー]
イラスト

柴田元幸[シバタモトユキ]
翻訳

内容説明

暗さとユーモアと烈しさと。絵と文による、15枚の小さな肖像画。

目次

彼女
巡礼
誰も
老いている
眠っている
何も
奉仕

キャビン
灰色
誰か
仕事
何か

いつかある日

著者等紹介

キーファー,ナンシー[キーファー,ナンシー] [Kiefer,Nancy]
イリノイ州ロック・アイランド生まれ、シアトル在住。画家。絵画、詩、ストーリーテリングを教える

ブラウン,レベッカ[ブラウン,レベッカ] [Brown,Rebecca]
1956年ワシントン州生まれ、シアトル在住。作家。『体の贈り物』でラムダ文学賞、ボストン書評家賞、太平洋岸北西地区書店連合賞受賞

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年東京生まれ。米文学者・翻訳家。文芸誌『MONKEY』の責任編集を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

134
絵から生み出される詩。力強い言葉が並ぶと思ったら、絵の方にもパワーがある。柴田元幸さん渾身の訳だろう。咀嚼するために、どれほど読み込み考え込んだことだろう。勇んで手に取ったが、私は詩が苦手なのを忘れていた。言葉の強さは感じても、私の読み方は、その世界の表層をなぞっているだけだ。それでも、詩に込められた精神の強さに、自分が叱咤激励されている気がした。2017/11/23

トラキチ

35
各編の冒頭に掲げられる絵に対してブラウンが文章をつけた15編からなる掌編集。 最初、抽象的に感じられ凄くハードルの高い内容だなと思ったが、訳者あとがきを読んでからもう一度読んでみると渾身の翻訳であることが理解でき溶け込めたような気がする。 キーファーの絵はかなり力強く、ブラウンの文章づけはまるで絵を翻訳しているかの如く感じられる。 こういう本が出版されるのは、柴田氏の功績と遊び心が結実した感が強い。本好きの女性にプレゼントしたくなる素敵な作品集といえる。2019/02/11

tokko

19
絵画から生まれた言葉というのは─逆のパターンは往々にして見かけますが─読む機会がないので興味があった。しかも柴田先生の翻訳だしきっと面白いに違いないと思っていたけれど、そこにはまさに絵画的な言葉が。グイグイ引き込まれるような物語ではないけれど、まるで音楽を聴いているかのような言葉でした。2017/09/25

メセニ

14
ナンシー・キーファーという画家の絵に触発され、レベッカ・ブラウンの言葉よってその肚の中から引きずり出された何か。不明瞭だけど確実に肥大しつつある、あちら側からこちら側へとその一線を越えてこようとする何か。孤独だとか絶望だとか、違和感とか不安とか、上手く形容することのできない人間の深淵から聞こえてくる負の感触。咆哮。胸のすくような気持ちのよい読書ではないし、人によってはしばらく暗い気分を引きずるだろうけど、例えばブライアン・エヴンソンみたいな感触(より抽象的だしごくごく短いけど)が好きな人には合うと思う。2017/09/18

GO-FEET

8
柴田センセ、残念ながら個人的には少々ハードルが高すぎました……2017/12/01

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