内容説明
綜合全詩集『谷川俊太郎詩集』正篇以後の、『落首九十九』から、名篇『旅』、青春詩集『うつむく青年』『空に小鳥がいなくなった日』、真骨頂を示す『ことばあそびうた』正続ほか、拾遺、未刊詩篇を収めた丸ごと全詩集900頁の大冊。
目次
二十億光年の孤独・拾遺
落首九十九
その他の落首
拾遺詩篇
旅
祈らなくていいのか―未刊詩集
うつむく青年
空に小鳥がいなくなった日
ことばあそびうた
ことばあそびうた・また
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呉下の阿蒙
3
別れ4,5/ 四行詩抄11/ 事件/ 殺意/ 只/ 冬に/ しわ/ 鳥羽1-10/ 旅1-8/目に見えぬ詩集/ 今年/ 美しい夏の朝に/ 父の唄/ 生きる/ 木/ にわ/ からだの中に/ なんにもない2018/06/18
白義
3
さすがにこのボリュームともなると集大成という感も超えて妙な感慨深さがあります。子ども向けのあそびうたもあり、時事に呼応して作られた詩もあり、人間関係の原像を描いたような詩もありとありとあらゆる言葉の生命がこの一冊に躍動しています。特に時事問題に対応した落首が今読むと凄い。50年前から世間を騒がすニュースの傾向は全く変わってないなあというのは置いて、それら詩にするととかく下品に流れがちな題材が存在の深みや言葉の可能性を極限まで極めたうたになるのだから見事な限り。充実の900ページです2011/07/17
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
0
【大学在学中の4年間で、卒業後に進みたい業界に関係ある本を1000冊読みなさい、と言われたので挑戦した記録】 #0931995/01/31