内容説明
黒田三郎が初期戦後詩の時代に独力でなしとげた最も重要な仕事、それは詩および詩人が、いかなる意味においても特権的な存在ではありえないということを、体験に根ざした断固たる説得力で示したことにあった。彼はそれを、詩論によってのみならず、詩作品そのものによって明確に語った。最も愛され親しまれてきた戦後詩人の魂の記録。
目次
失われた墓碑銘
時代の囚人
ひとりの女に
渇いた心
小さなユリと
もっと高く
ある日ある時
羊の歩み
ふるさと
死後の世界
悲歌
流血
拾遺詩篇
初期詩篇
黒田三郎が初期戦後詩の時代に独力でなしとげた最も重要な仕事、それは詩および詩人が、いかなる意味においても特権的な存在ではありえないということを、体験に根ざした断固たる説得力で示したことにあった。彼はそれを、詩論によってのみならず、詩作品そのものによって明確に語った。最も愛され親しまれてきた戦後詩人の魂の記録。
失われた墓碑銘
時代の囚人
ひとりの女に
渇いた心
小さなユリと
もっと高く
ある日ある時
羊の歩み
ふるさと
死後の世界
悲歌
流血
拾遺詩篇
初期詩篇