目次
蝶の時間1
くろす・ちゃんねる
火曜日になったら戦争に行く
蝶の時間2
浮遊(フユー)
カグツチの夢
きゃらめる館(砂漠の人魚)
雨(あめ)
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ヨル(深い水)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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12
『けるけるとケータイが鳴く』を読んで痛みをあまりに受信しすぎ、優しさに気がつかなかったけれど優しかった。「ぼくが本物かなんてどーれもいいれす/きみが正しい「たこやき」でなくてもかまいません(きみが誰でもかまわないから/たこやきさん太郎と手をつないで/にせものや、つくりもの/夜空みあげる/フユーする される さゆれる〈浮遊(フユー〉」2005年出版だけれど、この時良く聞いていたV系の好きだった人たちの歌詞もこんな世界を書いてるものもあったから、時代の空気は、書き物には反映されるのだろうね2015/04/07
桜井晴也
2
「遠い国の丘の上で きみは激しく叫んでいるツイスト/でも遠くて声は聞こえないツイスト/丘の下には撃ち殺されたボクが倒れていて/乾いた眼球の青空には蝶が飛んでいる/あなたが戦争を始めた世界と/わたしがあなたを殺した世界は別の世界のようだ/ここで座っている時間切れのボクは血液型B型のゲームオーバー/(リセット。」2011/09/30
ささみ
1
こういう文章をこの人の言語で読める幸せみたいなのある。2017/07/14
桜井夕也
0
軽く明るい筆致なのになぜだか切ない、悲しい。優しいのに、今にも狂ってしまいそう。静かになればなるほど、過激なリアルと化す。暖かい温もりの中どこか不安定で…。「火曜日になったら 戦争に行きまふ/スイッチを入れて、起動しまふ/戦争はどこですか?/おこらなひでくださいね/ばかばか (死/げなげなげな」2014/07/07
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