内容説明
これが1967年に限定出版された衝撃の書、幻の詩集だ。代表作「地球創造説」、連作「妖精の距離」、ダリ、エルンスト、ミロ、ピカソらにたむける「七つの詩」、長詩「夢の王族」「詩と実在」など珠玉の41篇を収録した愛蔵版。36年振りの復刻版をおくる。
目次
LINES
´ETAMINES NARRATIVES
amphibia
basse ´el´egie
断片
地球創造説
仙人掌兄弟
クレオパトラの娘の悪事
花篭に充満せる人間の死
TEXTE ´EVANG´ELIQUE〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobi
9
長い散文詩は20頁にも及ぶ超現実的なテクストを記す、その忍耐力を要する行為を続ける原動力は何だったのだろうか? 昭和初期から10年にも亘って、何がこの詩人を、この形式、と言っては失礼か、の詩作に駆り立てていたのか?あらゆる方角から差し出される言葉とイメージに途方にくれるけれど、これらのテクストは、どれも硬質で、緊張感に満ちており、刺激的。武満徹もインスピレーションを得て、詩と同名の「妖精の距離」を作曲している。それでも、詩人の心性に共鳴するという類の作品ではないように思える。今は。2015/02/11
読み人知らず
1
+『瀧口修造の造形的実験』2015/03/24
瀧村鴉樹
0
密室というか、密閉感を感じる程濃密。嫌いじゃない。
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- 和書
- 最強!雑学の大王