内容説明
再生を標榜する権力と資本の執行から生存の原理と形態は廃棄される。その空虚な暴力に対峙するために「人間の同意」なしに、いま詩が書かれる理由はない。変容する光景のさなか生き尽くす意志。詩と生をめぐる著者20年余の思考の軌跡。
目次
生ける言葉と死す言葉
いまこそ難解な虚構が求められなければならない
詩が書かれたことの記憶
吉岡実がいるということは…
この死の「最後」に詩=史は明るく口を開いている
北村太郎『眠りの祈り』に寄せて 二〇一一年十二月
ガラスと室内の人
アルトーの鳥
ばななの秘密
ドゥルーズ/ゴダール〔ほか〕
感想・レビュー
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