内容説明
修辞/表象批評の見地からW.シェイクスピア、J.キーツ、E.A.ポー、W.ホイットマン、O.ワイルド、G.M.ホプキンズ、T.S.エリオットの代表作品・詩篇(完訳)の大コード、究極命題を検知考察する。イギリス・アメリカ7詩人論。
目次
第1章 台詞のアクション詩のアレゴリー―シェイクスピア五大劇『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『オセロー』『アントニウスとクレオパトラ』『嵐』
第2章 キーツの“愛”と“美”と“夢”―“美は真なり”『ギリシァ壺に寄すオード』と“愛の否定的有能性”『‘ファニー’に』
第3章 “ネクロフィーリア”と“ウィドー・コンプレックス”―E.A.ポー『アナベル・リー』『モレラ』『ヘレンに』
第4章 “自己ニンポレプシー”と“想像力としてのキリスト”―O.ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』『サロメ』『奈落の底より』『レディング牢獄のバラッド』
第5章 “わたし自身”と“霊”と“リラ”と“海”―ホイットマン詩のコード“記号”とフィギュア“形象”
第6章 神の火“プネウマ”と“不滅のダイアモンド”―G.M.ホプキンズ詩の言語形象と霊知
第7章 詩の中心命題と究極―T.S.エリオット:“バラ”と“火”は一つなり
著者等紹介
高市順一郎[タカチジュンイチロウ]
1939年、徳島生れ。本名:岡順寛(おか・よしひろ)。1964年、広島大学大学院文学研究科修士課程(英文学)修了。1979‐80年英国ケンブリッヂ大学客員研究員、1992‐93年米国イェール大学大学院客員研究員。2000年、筑波大学より論文博士(文学)取得。現在、桜美林大学文学部教授。専攻:イギリス・アメリカ文学/比較文学・文化/詩。日本英文学会・日本アメリカ文学会・日本比較文学会・日本国際ペンクラブ・日本現代詩人会・日本文芸家協会会員。日本英米詩歌学会理事・会長。『ジャパン・ポエトリー・リヴュー』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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