内容説明
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、ヴァーグナーほか大作曲家の創作の内面を描破。
目次
音楽の呪術性
音楽的ファンタジー
創造とエロス
創造と無意識
作品に現れた少年時代の憶い出
創造の素材としての作曲家の体験
識域下の世界と構成力を結ぶ有機的な作業
創作気分について
音楽的胚胎
批判的作業のはじまり―スケッチ
仕上げの段階をめぐって
著者等紹介
矢島繁良[ヤジマシゲヨシ]
一九二四年東京に生まれる。東京工業大学応用化学科に在籍中は、文学に憧れ、学内倶楽部誌「大岡山文学」に参加。同人に吉本隆明、奥野健男らがいた。卒業後、同大学研究室に残ったが、その後、東京大学美術科に入学する。在学中より評論活動を開始し、五六年より「音楽藝術」演奏批評欄を担当、以後東京交響楽団の月刊新聞「東響ガイド」の編集、ピアノの専門誌「ムジカノーヴァ」の初代編集長などを歴任しつつ、旺盛な執筆活動を展開した。八〇年後半より闘病生活に入り、ペンを擱いたが、豊富な評論家活動を生かして、「音楽教育連盟」会友、「日本ピアノ・コンクール」を主宰するなど、音楽の振興に関わり続けた。二〇〇七年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



