詩を読む詩をつかむ

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詩を読む詩をつかむ

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783715856
  • NDC分類 911.5
  • Cコード C0095

内容説明

いまの詩はどうなっているんだろう、現在―詩への接近。人間の変わらぬ思いをいまの詩はどう描いているのか。現在を代表する谷川俊太郎、荒川洋治ら34の詩集からことばの豊饒な奥行きを捉え、詩の根源をつかみだす。見えなかった「像」が立ち上がってくる実践的批評集。

目次

少しずつ―谷川俊太郎『女に』
往復することば―谷川俊太郎『世間知ラズ』
論理のダンス―岩成達也『フレベヴリイのいる街』
男の快感―ジョルジュ・バタイユ『太陽肛門』
私は存在しない、ゆえに私は存在する―辻征夫『河口眺望』
ことばを捨てる―長田弘『詩は友人を数える方法』〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

君吉

2
「詩学」連載の詩評を書籍化したのが本書。詩集には軸となる言い換え不可能の言葉→「キーワード」が必ず含まれているというのが著者の持論だが、読んでると推理小説のように詩の中に隠れた鍵を探すこととかが楽しくなる。タイトルの「読む・つかむ」とは理解や把握などよりも意味が強く、実は正誤などお構い無しに自分なりに鍵を掌握して思い通りに考える試みである気さえして、放たれた解釈の力強い面白さを感じた。探し当てること。この詩評集自体もあえてキーワードをあげるなら「どこにあるか」なのだろう。 2010/10/30

水紗枝荒葉

0
1990年代発表の34の詩集を読む評論集。時代の雰囲気を知るのに便利。批評としても適度に軽く、出来が良い。2022/11/11

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