内容説明
高度な情報化社会、とらえどころのない消費社会、ぶきみな管理社会を背景に、家族のひとりひとりが、日々の暮らしのなかで遭遇する小さいけれどやりすごすことのできない様々な出来事。テレビ、電話、コミック、小説、演劇等のマス・メディアから、ビックリマンチョコ、アイドル、校則、アグネス論争、人工授精、エイズなどの社会現象、はては野球、天皇、戦争の話題まで、システマティックな〈現在〉の構造とその感受のあり様を、スラップスティックな体験と緊密な論理の綾なした〈笑う批評〉という新しいスタイルで縦横に読み解く。
目次
ハイ・イメージのなかの性
女装嗜好者たち
ゴクミたち
点目ちゃんたち
コレクターたち
恋人たち
病者たち
白球たち
俳優たち
テレビたち
電話魔たち
値段たち
アグネスたち
校則たち
象徴たち
戦争たち
鮎川信夫、あるいは愛の新しい可能性
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