内容説明
戦後日本の現代詩に大きな影響を与えた愛と革命の詩人エリュアールのリズムとイマージュの書法、愛と性とレジスタンスの思想を解明した本邦初の本格的詩人論。
目次
リズム分析のために
イマージュの問題
『死なないために死ぬ』におけるイマージュと技巧
『苦悩の首都』における「愛」の主題
『愛・詩』における情緒と詩法
散文詩「ともに過ごした夜々」について
『あらゆる試練に耐えて』について
『公衆のばら』の諸問題
エリュアールにおけるシュルレアリスム的女性のイマージュ
エリュアールにおけるレジスタンス