内容説明
ささやかな日常のコトバも美しい武器となる。卑俗な日常を撃つコトバとなる。意識の闇を貫き閃光し、閉ざされた精神の扉を開くコトバとなる。詩は、世界を救う手だてとなりうるのだろうか?私たちの日常は、インターネット、携帯電話といった生活を助けるはずの高度な技術に足元をすくわれる。テロリズム、若者の危機、政治経済の不安…。そうした社会と個人の生活のはざまで、詩人は、現代の危機を見据え、生きる希望を見失わない。
目次
在る危うさ
画家とリンゴ
ウォーキング
夏「もの」語り
六月の詩
彼ら
二つの日常
ボクとママ
デパ地下でワインを…
豹紋の女
名札
人形になった娘
イシは見た
鳥になった男
ある町で
少女とコンドル
バベルの塔
記憶の中の死者たち
女は美しく狂った
少年と将軍
言葉だけしか…
うさぎどうする
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- 洋書
- Love Cake



