内容説明
詩は、人生の畝間で書いた遁走の言葉だと詩人は言う。北陸の風土に根ざし、そこから豊かな詩語を汲みあげる詩人は、つねに母への鎮魂、生者と死者との交わりをうたい続けることを忘れない。戦災のあとの畝間を走り抜けた“過去”と詩人の“いま”をきり結ぶ、渾身の新詩集。
目次
普段の朝
水上の市
幸福魚
三重塔
春の空
昼夜
牛舎
天蓋
百喩
慈雨〔ほか〕
著者等紹介
広部英一[ヒロベエイイチ]
1931年11月18日生。詩誌「木立ち」同人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



