内容説明
この家のどこかに、この街のどこかに異界への小さな入口がある。少年のころ、人はだれでもそんな小さな隙間に身を沈めて、この世界を眺めていた。H氏賞詩人待望の最新詩集。
目次
畳
床の間
納戸
押し入れ
屋根裏
部屋
箪笥
梯子
戸袋
踊り場
壁
沼
手
夜
眼
雨
逆流
ひかる声
暗い眼
雛の日
盛夏
脱皮
遊園地
少年
著者等紹介
山田隆昭[ヤマダタカアキ]
1949年1月生まれ。1981年第一詩集『風のゆくえ』。1986年第二詩集『鬼』。1996年第三詩集『うしろめた屋』(第47回H氏賞受賞)
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