内容説明
「ないままに/早めに途方にくれるコードも持っていない」と詩人はフレーズをつづける。だがこれを失意や断念と受け取っては、詩人のしたたかな詐術におちいることになる。点は位置だけ、線は長さだけ、どちらも存在しないことを、早くも幼児体験のなかで知覚してしまった詩人の、詩的実存の根源に迫る苛酷な存在証明。
目次
異刻抄(水辺抄;冷えた月;妹の匂い ほか)
聖家族(魚になって;聖家族;目覚めてみれば ほか)
溶解意志(昔噺;唖の銃;はじまりはじまり ほか)
「ないままに/早めに途方にくれるコードも持っていない」と詩人はフレーズをつづける。だがこれを失意や断念と受け取っては、詩人のしたたかな詐術におちいることになる。点は位置だけ、線は長さだけ、どちらも存在しないことを、早くも幼児体験のなかで知覚してしまった詩人の、詩的実存の根源に迫る苛酷な存在証明。
異刻抄(水辺抄;冷えた月;妹の匂い ほか)
聖家族(魚になって;聖家族;目覚めてみれば ほか)
溶解意志(昔噺;唖の銃;はじまりはじまり ほか)
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