内容説明
時空を超えてセミクジラとタンポポを結びつけた詩人は、巻末の長篇組曲「旅立ち」のなかで、「タンポポ星」と「くじら星」からのメッセージを伝え、「わたしたちは星のかけらなのだ」と言いきる。これは星と地球を見据えた20世紀の挽歌なのである。
目次
冬虫夏草(名人;どんぐり調査;セミクジラとタンポポ ほか)
ひれ伏して(そこにいると…;迷子になる;豊熟のかたち ほか)
旅立ち(わたしたちは星のかけら;旅立ち―テーマソング)
著者等紹介
中塚鞠子[ナカツカマリコ]
1939年岡山県生まれ。富山大学薬学部薬学科卒業。詩集に『絵の題』(白地社)1990年。『駱駝の園』(思潮社)1997年。現代詩人会会員。詩誌「アリゼ」同人。「イリプス」「蔕文庫」所属
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