内容説明
ヨーロッパの古城や地中海を旅し、東アジアや日本の自然と歴史をたずね、詩人のことばは人の世の栄光と悲惨の真実のかたちを重厚な詩型のうちにさぐってゆく。ついにはすべて野晒しと覚悟しつつもなお人間信頼の声をひそかにひびかせる、22の詩篇。
目次
背後より
落暉
外はすでに夜であった
巡礼記
すべて懸命なるものは
裏切り
夏の終わりの花咲く村へ
コスモスが揺れて
スカラベは今も掌の中で
加賀なむあみだぶつ〔ほか〕
ヨーロッパの古城や地中海を旅し、東アジアや日本の自然と歴史をたずね、詩人のことばは人の世の栄光と悲惨の真実のかたちを重厚な詩型のうちにさぐってゆく。ついにはすべて野晒しと覚悟しつつもなお人間信頼の声をひそかにひびかせる、22の詩篇。
背後より
落暉
外はすでに夜であった
巡礼記
すべて懸命なるものは
裏切り
夏の終わりの花咲く村へ
コスモスが揺れて
スカラベは今も掌の中で
加賀なむあみだぶつ〔ほか〕