内容説明
無音の悲鳴が充満する夜の新宿で、表参道で、ニューヨークで、分離しようとするからだとこころを必死に繋ぎとめ、「わたし」は何を探しているのか。喧騒のなかに浮かんでは消える答えのない問いをかきわけて、「わたし」が見出したひとつの決意。
目次
夜を煮つめて届けてほしい
回転木馬
ニューヨーク・マンハッタン
不安で元気
背中の翼
花という字は
バスタブ・コール
笑いのでるプール
わたしのなかのあのわたしが
うさぎを飼っていた〔ほか〕
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- 和書
- 最後の言葉