出版社内容情報
深い川をわたって
「この結びつきそのものが、彼女の詩に、率直だがけっして単調になることのない、生活に執しながらも私的なものに閉じこもることのない、生き生きとした生命感につらぬかれた微妙で深い表情を与えている」(粟津則雄)
東京の地勢を時空間にかさねる鮮やかな筆法。
聖と俗の交わるところに濃密な時間が流れる。
解説=野村喜和夫、國峰照子、上久保正敏、井上弘治
山口眞理子[ヤマグチマリコ]
著・文・その他
内容説明
東京の地勢を詩空間にかさねる鮮やかな筆法。聖と俗の交わるところに濃密な時間が流れる。川に始まる都市の神話学ともいうべき詩作を集成する。
目次
詩集“そっぽを向いて心をこめて”から
詩集“翼のない天使”から
詩集“April Love”から
詩集“水の上動物物語”から
詩集“雨に唄えば”から
詩集“気分をだしてもう一度”から
詩集“そして、川”から
詩集“夜の水”から
詩集“深川”全篇
未刊詩篇
散文
作品論・詩人論
著者等紹介
山口眞理子[ヤマグチマリコ]
広島に生まれ、東京武蔵野市に育つ。15歳で『そっぽを向いて心をこめて』、16歳で『翼のない天使』を私家版で出版。和光大学人文学部芸術学科卒業。在学中の4年間は新設された文芸部部員として、詩の同人誌「ふぃりんぐG」を発刊。現在「gui」「スタンザ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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