出版社内容情報
私と史のはるかなる旅路
蒼空の一点を
凝っとみつめていると
蒼空は黒みを帯びてくる。
(「蒼空」
「わたしはかつて北村透谷や近代文学のすぐれた研究者だ、と思っていた平岡さんの魅力の源泉が、ふるさと瀬戸内海の〈塩飽島〉から湧き出る、天然の詩にあることを発見したときの興奮を忘れない」(北川透)。文学史家でもある詩人の、歴史の無惨と交差する生の歩み。代表作『浜辺のうた』『蒼空』全篇、高村光太郎論など円熟の評論も収録。戦後70年、長き沈潜をへて湧き出た詩の水鏡。解説=佐藤泰正、山本哲也、井川博年、陶原葵
平岡 敏夫[ヒラオカトシオ]
著・文・その他
内容説明
文学史家でもある詩人の、歴史の無惨と交差する生の歩み。代表作『浜辺のうた』『蒼空』全篇、高村光太郎論など円熟の評論も収録。戦後70年、長き沈潜をへて湧き出た詩の水鏡。
目次
詩集“愛情”から
詩集“塩飽Shiwaku”から
詩集“浜辺のうた”全篇
詩集“明治”から
詩集“夕暮”から
詩集“蒼空”全篇
詩集“月の海”から
評論
作品論・詩人論
著者等紹介
平岡敏夫[ヒラオカトシオ]
1930年香川県丸亀市生まれ。大津陸軍少年飛行兵学校卒業。東京教育大学大学院博士課程修了。筑波大学教授、群馬県立女子大学学長を経て、両大学名誉教授。1954年に第一詩集『愛情』を刊行後、約半世紀を経て再び詩を書き始める。主著に『石川啄木の手紙』(第12回岩手日報文学賞啄木賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件