目次
詩集『めきしこの蕋』から
『日本詩人全集第十一巻』から
詩集『カラス麦』から
詩集『その目を閉じることができない』から
詩集『ｈｕｎｇｅｒの森』全篇
詩集『闇の領分』から
詩集『私の瑠璃の水』から
詩集『今晩は美しゅうございます』から
エッセイ
著者等紹介
日高てる［ヒダカテル］
１９２０年１１月４日、奈良県大和高田市生まれ。４０年、奈良女子師範学校卒業。「爐」同人に加わり、創元文庫「日本詩人全集」第１１巻戦後百人衆（５３年）、「日本現代詩体系」第１２巻戦後期２に「カラス麦抄」収録（７６年）。詩誌「ＢＬＡＣＫＰＡＮ」発行人を長くつとめ、また８０年代より音声による詩の朗読をひとつの文学運動として続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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岡部淳太郎
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名前だけは知っていたが、実際に読むのは初めて。巻末の詩人論・作品論から多少の孫引きになるが、人生を語りながらも芸術的でもあるという珍しいタイプの詩人。故郷である大和高田の古代の情景から想起した詩が圧巻。独特の癖があるようにも見えるが、それを差し置いて詩そのものが実に魅力的。また、女性詩人でありながら女性詩人特有のドロドロしたところがほとんどないのも良い。いままでちゃんと読んでこなかったのがもったいないと感じた。2012/11/10
