目次
丘のうなじ
星空の力
はじめてからだを
そのとき きみに出会つた
空気に腰掛けはあつた?
きみはぼくのとなりだつた
馬具をつけた美少女
光のくだもの
稲妻の火は大空へ
春 少女に〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
3
二行一段落を並べた詩など、短いユニットを重ねていく詩は独特のリズムが生じている。しかしながら文字通り細切れなので全体的な像を結びにくいし、読み終えて後を引かない。これは詩人が目指すところの「透明な詩」の実現なのだろう。また、詩人が唱える「うたげと孤心」は、日本文化が混成文化であることの意識と、同質性に染まらない孤心、その二つの間でこそ発展があるという至極真っ当なことを言っている。詩にしても詩論にしても、穿った見方をすれば、戦争世代なので全体性に抵抗するところがあるのだろうなと。2014/06/23