内容説明
『田端事情』『太宰治の墓』の詩人が演ずる「生活演技」。はかなくも哀しい市井の人として、低い姿勢から愛と死、地獄の季節をへめぐる。詩、エッセイ、短篇による詩人の晩年報告、遺言。最期の風狂詩人の最期の詩文集をおくる。
目次
詩(6月・谷中あたり;旅人はかえれよ;田端・6月;春の雪;貧しさもここまでくれば極楽なり;近況報告)
散文(信濃川・幻想;父と娘;プロムナード・25章)
短篇(子規庵の秋;仏師;田端日記)
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