子供の異文化体験―人格形成過程の心理人類学的研究 (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 387p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783511878
  • NDC分類 376.9
  • Cコード C1011

内容説明

海外で育つ日本人の子供たちの「実像」と人格形成の「実態」を、構築主義によって考える。

目次

アメリカの日本人―本研究の背景
異文化体験研究―文献展望
文化の体得過程―序論
対人関係行動の意味空間―日米比較
異文化体験―心理人類学的アプローチ
異文化適応の時間的経過
日本人家族のアメリカ生活―企業駐在員家族の場合
アメリカ生活体験と日本人意識
異文化流入経路としての友人網
アメリカ生活体験と英語
対人関係領域におけるアメリカ文化同化の位相
文化的アイデンティティの形成
「文化とパーソナリティ」論再考
文化接触研究の理論化に向けて―構築主義の立場から

著者等紹介

箕浦康子[ミノウラヤスコ]
1939年生まれ。京都大学文学部(心理学専攻)を卒業後、京都家庭裁判所に11年間つとめる。1967年から68年にかけ、アメリカ・ニュージャージー臨床心理インターンシップ・プログラムに参加、心理テストと心理療法の訓練を受け、臨床心理士としての訓練修了証書を取得して帰国。1973年に京都家庭裁判所調査官を退職して、カナダへ留学。1975年ヴィクトリア大学(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)からM.A.(社会学)、1979年カリフォルニア大学ロスアンゼルス校からPh.D.(文化人類学)を受ける。1980年から岡山大学文学部(社会心理学)で、1993年から1999年3月までは東京大学教育学部(比較教育学・心理人類学)で教鞭をとる。1999年4月から、お茶の水女子大学教授、2000年から同大学大学院人間文化研究科教授となり、現在に至る
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感想・レビュー

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ゆみの

0
本質主義に傾いているのは時代を考慮すれば仕方がない(原版は1984年出版)。このように長期的に、また比較的頭数の多い詳細な研究は珍しいし、多角的に捉えようという意志も感じられて大変示唆に富んでいる。巻末の2003年増補文も、年少者日本語教育への文化人類学的、構築主義的アプローチへのヒントがあり、さすが読み継がれているだけある。2013/01/10

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