内容説明
タロットカード=トランプ占いの22枚のカードの絵柄に秘められた謎すなわち元型を、ユング的心理分析の手法で解き明かす旅に出る…。
目次
タロット入門
旅の地図
愚者―タロットの中の私たちの中の愚者
魔術師―創造者にしてトリックスター
女教皇―タロットの女大司祭
女帝―聖母、大母、天と地の女王
皇帝―文明の父
教皇―目に見える神の顔
恋人―キューピッドの黄金の過ちの犠牲者
戦車―それは私をつれもどす
正義―誰かそこにいるのか
隠者―そこに誰かいるのか
運命の輪―助けを
力―誰のもの
吊し人―宙ぶらりん
死―敵
節制―天の錬金術師
悪魔―暗闇の天使
破壊の塔―解放の一撃
星―希望の光線
月―処女か威嚇か
太陽―輝ける中心
審判―召命
世界―永遠性の窓
カードの展開の方法について
著者等紹介
ニコルズ,サリー[Nichols,Sallie]
サリー・ニコルズは、1908年米国コロラド州パラドックスに生まれ。1982年に没するまで、長年にわたりロス・アンジェルス・ユング研究所の分析家養成コースにおいて、「タロットの象徴」という主題の講義を担当してきた。それ以外にも、サン・フランシスコやサン・ディエゴ、ロス・アンジェルスの各ユング研究所の協賛の下で頻繁にタロットの講義を行っている。「タロットによるユング心理学への旅」(A Tarot trip to Jung’s Psychology)というテーマの下に、ハリウッドにある神智学センターをはじめとした米国各地で企画・開催された連続セミナーにおいて、著者はとりわけタロットにもユングの元型という概念にもなじみの薄い聴衆に向けて、両者を紹介することに情熱を傾けた。著者の専門はもともとは英文学であり、マサチューセッツ州のスミス大学とUCLAの大学院で英文学を専攻した後、大学や一般向けのセミナーでシェイクスピアを講義していた。ところが『ユングとタロット―元型の旅』の中でも紹介されているように、タロットとの「運命的」な出会いを通じて、タロットとユング心理学の研究者としての道を歩みはじめることになった。幸運なことに著者は、C.G.ユング自身が存命で活躍していた当時のチューリヒ・ユング研究所で学ぶ機会を得た。またタロットおよびユング心理学の研究と平行して、タロットを用いた心理面接(「タロット・コンサルテーション」)の実践も行った
秋山さと子[アキヤマサトコ]
1923年東京に生まれる。文化学院卒業後、ジャズ歌手、ディスクジョッキー、デザイナー、映画関係などの仕事を経て、35歳のとき駒沢大学仏教学部に入学。1964年からスイス・チューリヒのユング研究所に留学。帰国後、駒沢大学、お茶の水大学などで非常勤講師を務めるかたわら、ユング心理学を日本に紹介した。著書に、『聖なる次元』(思索社)、『子どもの深層』(鳴海社)、『チューリヒ夢日記』(筑摩書房)。訳書に、H.ヨナス著『グノーシスの宗教』(人文書院)、C.G.ユング著『変容の象徴』(筑摩書房)など多数がある。1992年没
若山隆良[ワカヤマタカヨシ]
1954年福岡県に生まれる。早稲田大学大学院を経て、臨床心理士として臨床活動に従事するかたわら、明治大学、洗足学園魚津短期大学などの非常勤講師(心理学、臨床心理学)をつとめる。著書には、『自己理解の心理学―ナースとして燃えつきないために』(日本看護協会出版会)。訳書(共訳)として、D.ウィニコット著『精神分析的探求2―狂気の心理学』(岩崎学術出版社)、R.ラッセル&R.D.レイン著『愛のレッスン―レインと私』(新曜社)などがある
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