内容説明
人類の未来は、環境を守るために今すぐいかなる手を打つかにかかっている。このような現状を生み出した背景には、どのような自然観、人間観、歴史観があるのだうろか。人と環境の「関係」の意味を問う。
目次
人と環境のつながりを理解するために
自然に対する日本人の意識(「自然の渋滞考」―人間の回復を希求して;日本の自然保護運動の二元性;熱帯林と日本人―地球資源の破壊者のゆくえ;情報化される自然;日本と英米における野外生物学教育 ほか)
人の暮らしと様々な関係(仕事と遊戯;私的な環境経済史―新春・水車問答;市民まちづくりとナショナル・トラスト運動;人間と自然の結びつき―ふるさと志向を通して ほか)
心と身体の発達にかかわる自然、宇宙の力(母なる海の喪失―日本人よどこへ行く;幼児体験と人間の病気―母性論;動作イメージと心の活性化;超越的な想像力―大自然の中のキラキラ光る星を受けとめる心;風景の建築学―天地・風景・人間をつらぬくもの)
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