シュテュンプケ氏の鼻行類―分析と試論

シュテュンプケ氏の鼻行類―分析と試論

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784783501671
  • NDC分類 489
  • Cコード C1045

内容説明

鼻で歩く哺乳類の実在をめぐる全論争に、決着はつけられた。人知を超えた怪生物を無数に生産した自然に挑戦し、人類がついに出現させた「自然を超える動物」。いま、その真相が暴かれる。

目次

考察(信ぴょう性の限界;さらに珍奇なこと;メルヘン;遙か遠くの孤島;鼻行類は寓話上の動物か;ダーウィニズムか否か;シミュレーション・ゲーム;鼻行類は〈オリジナル〉か;科学的な理想像;冗談と予想;科学はどのくらいまじめなのか)
資料(インタヴュー『鼻行類』の成立をめぐって;『鼻行類』成立までのいきさつ;投書とその回答;間違ったラテン語!;ある書評とその顛末;文献学的あるいは美術史的な分析による寄稿論文;二頭類;フランス語版のP.P.グラッセによる「序文」;G.G.シンプソンによる論評;パラディスからの手紙;いまでも鼻行類は生存しているのか;言葉の問題;細部の解説)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らぱん

44
「鼻行類」出版25周年目の「分析と試論」で「鼻行類」を先に読んでいるのが前提だが、文系の自分は読み物としてこちらのほうが楽しめた。 前半は著者により「ジョークを解説するという愚を犯すことの無いように」注意が払われており、命題はいくつかの方面からのユニークな論点を提示しその考察にかなり笑った。後半はシュテュンプケ(ゲロルフ・シュタイナー)へのインタビューで、鼻行類研究のきっかけや背景、刊行後の書評や手紙などの反響、その後の影響などだ。この本との併読のおかげで「鼻行類」を満喫でき、お腹いっぱいになった。2020/08/13

かずんち

1
「鼻行類」の本編を読んでから出ないと意味がない。ジョークに解説を求めるのはナンセンスな事だが、これは有りだな。2014/04/06

inugamix

0
[購入本] こっちを後で読むんじゃよ

あき

0
高校生の時に友達に勧められて読みました。 「絶対あなたが好きになる本」 そのとおりでした。夢いっぱいの本。2021/06/03

家の中のぱっぽ

0
初めに「鼻行類」を読んだ後に、本書を読んだほうがいいですね。これまでの鼻行類の分類学的位置や歴史的な事情、発生学的な観点からも矛盾点を解説している前提で話が進みます。 「鼻行類」だけ読むと見入っちゃうので、細かく知りたい人はこの本も是非。2021/03/30

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