出版社内容情報
「どんくまさん」シリーズなどで著名な、柿本幸造先生の季節感あふれる日本の四季を描いた作品集。そこは「どんくまさん」の故郷であるにちがいない。
2002年造本装幀コンクール展入賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
20
どの作品を見ても、心がほっこりする柿本幸造さんの絵です。「どんくまさん」のような、創作された世界で物語を語るのではなく、この本は柿本さん自身の思い出の世界から、飛び出してきた風景を集めたものです。どの絵からも、物語がほとばしってあふれでてくるような気がしました。2021/01/12
anne@灯れ松明の火
20
遠い方で。柿本さん追っかけ中。春、桜のピンクに、若草の緑。夏、青い空、青い海。秋、黄金色のススキ。冬、降りしきる、真っ白な雪。どの季節も、柿本さんの手にかかれば、温かい。ラストは、遺作「夕まだき」と未完の絵本「どんくまさんのあき」のワンシーン。もっともっと描いていただきたかったな〜と、しみじみ思う。2015/11/13
海(カイ)
13
柿本幸造生誕100年原画展で購入。 春夏秋冬の素敵な作品集です!未刊の絵本『どんくまさんの あさ』が気になりますね。2016/02/04
ochatomo
8
月刊絵本「こどものせかい」付録“にじのひろば”1989年から亡くなる1998年まで描かれた表紙絵の画集 ひろしま美術館の展覧会で見た原画はもっと、もっと柔らかい印象だった 柿本さんは伝わるかどうかをいつも気にされていたというが、確かに、繊細に描いた水彩タッチが印刷にもっと反映できたらいいのになと思った 2001刊2024/01/20
わちゃこ
6
大好きな柿本幸造さんの作品集。絵本では「どうぞのいす」教科書では「くじらぐも」と言えばピンとくる方もいるかもしれません。これは、主に風景画が集められたものです。人物や動物も描かれていますが、まるで風景や時に、とけこむように描かれていて、なつかしさを覚えます。2017/09/13