感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
24
月を見ていると、不思議な空間に自分もいるような気になります。 雲に隠れたり現れたり、その雲も形や厚さによって、月を様々に演出してくれます。 月と雲の関係で、自分が動いているようにも思えます。 月が見えるのは夜に限らないところも神秘的です。 そんな感覚を絵本の中ですくい上げた作品です。 言葉が少ないところも、良かったと思います。2022/10/05
mntmt
22
綺麗な月夜。幻想的なメルヘン。2016/08/22
らん
20
月と遊ぶ子ども(妖精?)のお話。月が生命を持ち動いているよう。追いかける途中雲で月を見失うけれど、この場面が月とかくれんぼして遊んでいるようでかわいい。この子どもがこの後どうなったのか気になるけれど、また夜に月を追いかけて遊んでいるのかな。夜の闇の中輝く月の白い光はひときわ優しく、はずんだりはしったりしていたけれど、朝が訪れ広がる空の明るさに薄れていく月の光に、代わりにみんなを照らしてくれる太陽に空の主役を譲っていっているように感じました。削ぎ落とされた文字と神秘的な絵に静かに広がる余韻を味わいました。2023/10/06
ケ・セラ・セラ
18
夜は全くの漆黒ではなく、さまざまな色が混じっている。夜空に浮かぶ月と戯れる人。ボールのようにはずむ丸い月。やがて空が白み朝が来る。詩情的な作品。2023/09/26
ochatomo
14
【再読】 初読は旧版 夢のはずなのに現実の様なリアル感 先月お亡くなりになった谷内こうたさんの絵 元本1979年 2010刊2019/08/10