出版社内容情報
熱があって眠れない夜の、さまようような不安定な感覚を不思議な美しさで表現した異色の絵本。30年ぶりの再販。
'72ボローニャ国際児童図書展クリティック・エルパ賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
19
静寂を感じた。2016/09/10
ケ・セラ・セラ
18
病気で寝付けない少年が耳にした音に誘われるように部屋の外へ。静かな夜の森と、子どもたちの遊ぶ様子。深緑の夜の景色が美しい。やがて疲れた少年が目を覚ますと、画面いっぱい鮮やかな朱色。朝が来た。2023/09/26
ねむ
14
谷内こうた展で読んだ。熱を出して寝ついたこどもが、夜中に目を覚ますとどこかから音が聞こえる。音を追ってどんどん歩いていくと…というお話。目を覚ました瞬間の、花のある窓辺の絵は原画で見ると印刷よりはるかに深みのある蒼で、紙上で再現は難しいのかもしれないけれどもったいないなと思った。夜が明けたあとの同じ構図のページとお花の色が違うのも、ストーリーに合っていてよかった。2023/07/09
ヒラP@ehon.gohon
11
熱があって寝つかれない少年が耳にした不思議な音のイマジネーションの世界です。 何だか自己分析の世界に迷いこんだような絵本ですが、最後まで読むと、決して怖い音ではなかったようですね。 朝日の眩しさが印象的でした。 それまでの内向的な世界が、開放的な世界に変換されました。2017/03/29
今夜は眠れない
8
再読。大好きな絵本。友達のお母さんのプレゼント。2016/09/11