出版社内容情報
30数年の歳月、つくり続けられ、読まれ親しまれてきた、どんくまさんシリーズの最初の作品。不器用だけどやさしくて、出会ったらほっとする…永遠の友達です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
259
蔵冨千鶴子・文、柿本幸造・絵。「どんくまさん」は人気のシリーズらしく、少なくても20数冊はあるようだ。本書はその第1巻。主人公は表紙のどんくまさん。万事におっとり。善良で悪気はないが、やることなすこと的外れな失敗ばかり。それでもウサギさんたちは優しく見守ってくれる…というお話。なんといっても、惚けた表情のどんくまさんの愛敬が生命。目と目の間を極端に離すことによって生まれる親近感が秘密か。それ+この体形。万事に忙しく、せっかちな世の中にあって、ある種のアンチ・テーゼを示すのだろう。2025/02/14
ぶんこ
41
絵・文・案の3人の方々お初の絵本。個人的に読書リストを作者別に作っているのですが、このような本の場合絵と文のそれぞれに記入するのですが、案!初めてなので戸惑いつつも3回同じ入力をしました。集まって相談しながら作られた様子も少し書かれてました。ブルーナの絵と同じようなシンプルな絵が印象的で気に入りました。文もステキでくまさんの鈍臭さが気の毒なくらいですが、憎めない。うさぎさんの街にどんくまさんの銅像が建っているというオチがもう最高。2019/08/06
Shoko
27
図書館本。読み聞かせ。失敗ばかりのどんくまさんだけど、子どもたちにはその優しさがちゃんと伝わっていたんだな♡と嬉しい気持ちに。小1息子も「面白い」と気に入ったようでした。2020/10/04
とよぽん
24
どんくまさんシリーズの1作目とのこと。不器用で、決してヒーローではないけれど、何か温かくて優しい気持ちになる本。2019/10/22
Cinejazz
23
〝山の奥のまた奥の<どんくまさん>のお家にも、きょう秋風が吹きました。笹薮さやさや鳴るたびに、友だちが欲しくなって、のっそり、のっそり町へやってきた、どんくまさん・・・。町では、初めてのことばかりで、失敗ばかり。でも、みんなは、 不器用だけど一生懸命で、気立てのやさしい、どんくまさんが大好きなのです…〟半世紀をこえて、読まれ親しまれてきた「どんくまさん」シリーズの記念すべき最初の作品。2025/06/18